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2016年9月30日 金曜日

周術期口腔機能管理に関する勉強会

平成28年9月15日(木)午後8時30分より医療保健センターにて開催されました。市立豊中病院がん診療統括センター長 今村博司先生の司会進行で始まり、津金会長並びに堂野恵三病院長から開会の挨拶をいただきました。
勉強会では、まず歯科口腔外科部長 墨哲郎先生より「がん治療に口腔ケアが重要であると考えられるようになった背景」のお話しがあり、特に死因順位において肺炎が脳血管障害を抜いて3位になった点から誤嚥性肺炎に着目し口腔ケアの重要性を、また外科手術の術前術中術後いわゆる周術期における口腔ケアの効果について説明していただきました。次に地域医療室副主幹 斉藤いずみ先生からは「手術に関する当院の口腔ケアの実績紹介」についてのお話。さらに今後の取り組みとして、かねてからお願いしておりました各歯科医院への事前FAXも準備していただいております。続きまして化学療法センター長の川瀬朋乃先生からは「化学療法医が語る化学療法時の口腔ケアの重要性」では口内炎と骨髄抑制(白血球、血小板の減少など)が同時期に起こることや、抗がん剤によって口内炎の発生頻度が違うことなどについて説明がありました。最後に再び墨先生より「化学療法時の口腔ケアの実際」と題しまして、口内炎のリスクファクターや対処法などの説明がありました。ただし口内炎が重度に移行するようであれば速やかに豊中病院へ転送するように勧められました。また、化学療法中の歯科治療においては、リスク回避のための保存不可能な歯の抜歯ガイドライン、そしてその観血処置のタイミングは抗がん剤投与のスケジュールの7日前に終わらせてほしいとお話しされました。
専務理事 近藤 篤


投稿者 一般社団法人豊中市歯科医師会

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